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暦の話

 今日は少し学のあるところを・・・。

 三年前の2004年に、閏年というものがありましたが、閏年についてちょっと蘊蓄。

 皆様も知っての通り、閏年というものは四年に一度やってきます。2004年に閏年がやってきたことからもわかるように、四の倍数の年に閏年はやってくるんですね。

 ところが、百の倍数の年は、四の倍数であるにもかかわらず閏年はやってまいりません。例えば、1700年とか1800年とか、ですね。さて、それはなぜでしょう。

 一年というのは、365日ですね。これは地球が太陽を一周するのにかかる日にちですが、これは正確には、おおよそ365日と5時間48分45秒。365日と6時間ぐらい、と思ってもらっていいんですけど。

 で、一年を365日にすると、少しずつずれが生じます。そのずれを解消するために閏年が導入されたわけですね。(1852年~・・・グレゴリオ暦)

 でも、それでも少しずつずれが生じるために、百の倍数の年には閏年を適応させない、となっているわけで・・・。

 ここで、オやっと思っている人もいるかもしれません。2000年はそういえば閏年であったど?、という人がいたら、ハイ、手を上げて!

 さて、ここでもあたらしい決まりがあるんですね。400の倍数の年は、閏年を適応する、という決まり、すね。

 四年に一度の閏年を導入しても、狂いがたまりにたまっていくと128年で一日の狂いが生じます。それを解消するためにルールが二つ作られたんですね。

●百で割れる年は閏年としない。
●四百で割れる年は、閏年とする。

 さて、ここで四百で割れる閏年ですが、今までこれが適用されたのは1600年と2000年だけですよね。だから、あの2000年の閏年はとても貴重なものだったんですね。だって四百年に一度って、体験するだけで大変だよ。ハレー彗星見るよりもむずかしいよ、これ。

 ってなことで、今日は暦の話でした。

 

by sinsekaiheto | 2007-01-02 18:07 | 小ネタ・~の話系