言葉の話

 この前、中華料理屋「餃子の王将」で、こんな言葉を聞いた。

「え~、ご注文は以上でよろしかったでしょうかぁ?」

 ・・・、以上でよろしかったでしょうかぁ?なんじゃそりゃ。

 傍に居合わせた父親と、何で過去形なんだ?とやいやい騒いでいたのだが、この言葉、最近はけっこう頻繁に聞かれるようになった。この言葉であるが、人によっては何も違和感を感じない人もいるらしい(ほんまかいな) というわけで、今日は言葉の話。

 この「よろしかったでしょうか」であるが、日本語の文法的には何も間違っていないらしい。それでも、違和感を感じている人と感じていない人ができるのは、次のような理由からである。

 よろしかった、というのは文法的には過去形である。そこから、ご注文をとったのを過去、だと考えている用法だということがわかる。つまり、注文をとったのは過去。そしてそれを現在確認しているのだから、過去形でも通用するのである。


 だから、この言葉には、

「(先ほどいただいた注文はこれこれこれでありますが、)ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
 
 という言葉が省略されているのである。お、こう書いていると、自分でも意外と様になっているのではないか、と勘違いしてしまいそうだ。わっはっは!

 そういえば、中学二年生のときに法隆寺に旅行に行ったときのことだが、こんなことがあった。近くにあった和食料理屋さんの前を通ったときのことだが、その店のお上さんが出てきて、

「ようこそ、いらっしゃいました~」と言ったのである。

 おい、さすがにそれはないだろう。いらっしゃいましたぁ~、って、何で過去形なんだよ。

 だれか、この疑問に答えてください。
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by sinsekaiheto | 2007-01-06 18:12 | 小ネタ・~の話系