瞳の中で、君を・・・
新しい詩を載せますね。
瞳の中で君を・・・
ミスタッチを続けている人生みたいだ。
頬杖をついて時計を見つめているだけの毎日。
半開きになった窓から吹いてくる風。
髪の毛をなでていく風に、いつかの君を重ね合わせてみたりして。
もう戻れない日々がある。
大切な人も、手放したくない時間も。
いつまでも僕の中で眠ってる。
それでも良いかなって、思ってる。
今はただ、瞳の中で願い続ける。
手をこまねいているだけの人生みたいだ。
スタートラインに立てずに、走り出せずにいるマラソンランナー。
色あせていた、アルバムの中に眠った写真。
いつまでも、僕の名を呼ぶ君の声を、頭の中で繰り返したりして。
もう戻れない日々がある。
君の声も、君の瞳も。
輝いていたあの日々はもう戻ってこない気がする。
それでも良いかなって、思ってる。
今はただ、瞳の中で願い続ける。
どうやったって叶わないんだって。
自分のことを好きになれないのと同じくらいに、
他人のことだって、嫌いになっていってしまうのに。
でも、振り返ればそこには君が・・・。
もう戻れない日々がある。
大切な人も、手放したくない時間も。
いつまでも僕の中で眠ってる。
それでも良いかなって、思ってる。
今はただ、瞳の中で願い続ける。
by sinsekaiheto | 2007-01-29 12:33 | 詩